2011年07月17日

着物着付け選手権大会「女の甲子園」

「女の甲子園」?!

何かと思われたでしょう?

お答えします。

これは、私が着付けを習っている日本和装学園が総力を挙げて
一年に一度行なう着物着付けの選手権です。

選手権?
お答えします。

ルールは、以下の通り。

ミスは振袖。ミセスは留袖。
長襦袢までを着つけた姿で舞台に並びます。
(これは、初めて見るとけっこう驚きます。
白い襦袢姿で、ずらっと並んでいるのですから・・)
やっている本人は、一生懸命なのでどう見えるかなんて
どこかにいってしまってます。

そこから、着物と帯を鏡を見ないで着付ける。
予選は8分。
決勝は6分。

ただ時間中に着たらいいというのではなく、
出来上がりの美しさ、
例えば、襟の合わせ方・おはしょりの始末・帯が歪んでいないかなどなど
中でも一番注意しないといけないのは裾の丈。
裾が短すぎると大きく減点です。

また、着るときの所作も大事です。
それぞれの小物をとる手の表情が優雅で美しい事が求められます。
中には、日本舞踊を踊っているのかしら?と
思えるほどの方がいらしゃいます。

それからトータルなバランスという事も大事で
髪形・メイクも着物にあったものが求められます。

以上の事を始め、採点の基準は細かくあるようです。

このような基準でそれぞれの着付けを採点していき
毎年、優勝を筆頭に様々な賞が贈られます。

私が着付けを習い出したのは、自分でさっと着物が着れると
便利だろうなと思ったからです。
決して「女の甲子園」に出場したいと思ったわけではないのですが、
たまたま教えて頂く事になった先生が、
日本和装学園の方だったというのも
何かのご縁でしょう。

ここ何年かは、「着物着付け選手権」で夏が来たなぁと感じます。
本当に夏に、裏地のついている留袖を着るという事は
夏に冬服を着ているようなものです。
どうして暑い夏に、このような冬服を着るというような事をするのか?
というとそれは「行」なのだそうです。

修行なのですね。。。

年に一度のこの修行。
「暑い時に、どうして暑い事をするの?」と思いながら参加していましたが
参加できるという事は、家族や自分が健康でつつがなく暮らしているという証明だと
今年改めて感じました。
今までの大会に参加できた事に感謝です。

今年は実家の母の具合がよくないので
仰せつかっていた前夜祭パーティーの司会だけで
帰ってきました。

会場はポートピアホテル地下一階「偕楽の間」



浴衣は学園の決まったものです。
髪は夜会巻き風でかんざしを挿しました。↓
顔がパンパンですね・・・




今頃は、大会の真っ最中でもうすぐ今年の優勝者が
決まるでしょう。
私も来年は夏の行事、「女の甲子園」に
無事参加できますように。  


Posted by みこ  at 14:27Comments(2)その他