2011年09月23日

京都の「みかのはら」幼稚園で

昨日の台風の模様と打って変わって爽やかなお天気です。
今日は、彼岸の中日。
本当に「暑さ、寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。

さて、昨日は台風15号の中、京都の「みかのはら幼稚園」に
行って来ました。

本当に実施されるのか、前日から心配しましたが
主催者の皆さまのご尽力のおかげで無事研修の講師を
務めさせていただきました。
詳しくは、こちらの方のブログを。

後半の30分を「表現の工夫」という事で、
同じ師匠の下で(といっても私は、まだまだ新入りです。)
朗読を学んでいる先輩の前原さんに助けて頂きました。

幼稚園の先生方なので普段は絵本を読んでいらっしゃるだろう。
多分、基本的に明るい楽しいお話が多いだろう。
今日は、違う体験をして頂こうという事で
「陰陽師」というおどろおどろしい部分もあり、
説明の部分もあり
明るい部分もあるという非常に読む原稿としては
いい文章を選んで読んで頂きました。

5人の方に段落毎に読んで頂く。
前原さんの朗読をBGM入りで披露、その後解説。
そして、その解説を頭にいれて再度5人の方に読んで頂く。

さすが、皆さま普段から絵本を読んでいらっしゃるだけの事はあり、
雰囲気を出して読んで下さいました。
素晴らしかったです。

その前に私が素晴らしいと思ったのは、
「誰か読みたい方はいらっしゃいませんか?」と尋ねた時、
一番後ろの方がさっと手を上げました。
その手の上げ方が、とても気持ちのいいものだったという事です。




まず「ハイ!」としっかりと声を出して、
手のひらを私に向けて
肩甲骨から腕を上げていました。

なかなかこのように上げる方はいません。
以前、淡路島の研修で一人いらっしゃいました。
この男性は、サッカーの審判をしているという事で、
「なるほど」と納得しました。

「手を上げる」

簡単な動作ですが、
前から見ているとその人の気持ちが手の上げ方に
込められていると感じます。  


Posted by みこ  at 15:37Comments(5)学校