2014年08月18日

あの年のお盆の私

お盆休みも終わり、また日常が始まりました。
このお盆は、本棚を整理してみました。
すると、以下のような事があって、
しみじみとこのようなお盆もあったなぁと思い出しました。

2か月に5首、あるきっかけで生駒にある「新短歌クラブ」に
投稿を続けています。
自分が作った歌は、どんどん忘れていきます。
日常の出来事をこんな事、あんな事がありました。と
指を折りながら31文字にまとめただけの歌ですので、
昨日の晩のおかずを忘れてしまうのと同じようなものでしょうか?

投稿した歌は一冊の冊子になって、次の月に
送られてくるのですが、それも見ないままです。
怖いのです。
自分の拙さと向き合うのが。

でもこのお盆休みは、先に言いましたように
本棚を整理して、思い切って今までの歌を恐る恐る見てみました。
するとその中の、2011年11月号を見た時に当時の光景が
鮮やかによみがえりました。

「前号批評」というコーナーがあり、
その号の前に発行された号に掲載された歌を
ある方(基本的に他の会の歌人の方)が、
コメントを書いて下さいます。
11月ですから、9月に掲載された時の歌
にコメントを下さっています。

その時の私の歌と頂いたコメントです。

「気をつけて」「はい」と返事して 自分の世界に戻っていく息子
コメント
お盆休みに帰省した息子との数日。
どこでも同じような光景が目に浮かぶ。
「はいと返事して」が、会う度に成長して「自分の世界」を作っていく息子。
他人めいたものを感じる母親の複雑な気持ちが出ている。
寂しいけれど頼もしいではないですか。


そうそう・・・
これは、2011年だから今から3年前。
息子は、当時大阪の会社の独身寮にいたわ。
最寄りのJRの東口まで車で送っていった時。
車を降り、荷物を手に改札に向かおうとした息子に
何か言葉を思ったけれど出てきたのは、ありふれた
「気をつけて。」の一言。
「はい。」とだけしっかり返事をして振り向きもせずに
行ってしまったっけ。

そうね。
こんな瞬間もありましたねぇ。
すっかり忘れていたけれど。
拙い歌だけれど、形に残しておくと忘れていた自分の思いと
出会う事ができました。

あの年のお盆は、こんな思いを抱いていたのですねぇ、私。







  


Posted by みこ  at 14:27Comments(0)短歌