2015年06月16日

久しぶりに卒業生の方と

神戸新聞文化センターで「話し方教室」を担当させて頂いて、
長い年月が経ちました。

「話し方」を教えて頂いたM先生から、
教室を引き継ぐ事になった時に贈られた言葉は、
「来るものは拒まず、去る者は追わず」

受講者の数が減った、増えたと一喜一憂しない。という事だと
受け取り、そのような気持ちで続けてきました。

教室に通い始めて下さっても、やめる人も当然出てきます。
その時に、
「どうして来なくなったのかしら?」
「何が悪かったのかしら?」と
考えが後ろ向きになりそうな時、
いつもM先生この言葉を思い出しました。

「来るものは拒まず、去る者は追わず」

そう、あの人は卒業していったのだ。
ここは、誰でも出入り自由な場所。
それぞれの方が、自由にやってきて自分で卒業の時期を決める。
そう思うと、ふっと気分が軽くなり、受講者の数が
気にならなくなりました。

そして卒業なさっても、それでおしまいという訳でなく
友達のようなお付き合いが続く方もいらっしゃいます。

今日、1時間ほど時間があきました。
そうだ!あの方に久しぶりに会おう!と思って電話をかけました。
「もしもし、今どこ?家?じゃ、20分くらいで着くわ」と、
車を飛ばす。
突然の訪問でしたのに、
「新茶をお渡ししたいと思って、用意していたのです」
と渡して下さったのがこちらのお茶。



まるで、私がやってくるのを見越していたかのよう。
このような形で、受講者の方と繋がっていける事が
講師として本当に嬉しくありがたいです。

明日は、また久しぶりに卒業生の方2名とお会いします。
お二人とも、今はそれぞれ「話し方教室」の講師として
自分の教室を持っています。
りっぱに卒業下さったお二人との再会が楽しみです。















  


Posted by みこ  at 22:12Comments(0)話し方教室