2015年07月07日
やる以上は、思いっきりやらないと。でないと意味がない。
(写真は、何年か前に、マリア病院の「マリア寄席」から。
「時うどん」で、おうどんを食べているところ)
先日、落語の稽古がありました。
プロの先生にご指導頂いています。
「気を入れて喋るそれだけです。」
「芝居をするんじゃなくて、あっさりとやって情を伝える。
これが落語のいいところです。」
「だめですね~。それでは、言うてるだけ。言うてるだけになると
困るんです。」
「その気になって喋るそれだけです。」
と、言葉をいろいろ変えて、つまりは「その気になって喋る」という事を教えて下さる。
旦さんがお酌をしてくれる。それを自分が受けようとする。
その場面で、
「だめですね~。もっと見ないと。手元を見るでしょう?顔なんか見ませんよ。」
と、視線の動きを教えて下さる。
そして、この日の稽古で一番心に刻んだ言葉。
「やる以上は思いっきりやらないと。
でないとやる意味がない。
照れるならする必要はないのです。」
落語だけではなく、すべての事に通じる教えでした。