2017年01月25日

母校を訪れて その2

先日、母校の高校で「話し方」教室という演題で
281人の1年生にお話させて頂きました。




その時の大笑いの話。

腹式呼吸の練習で一息がとても長く続く男子がいたんですね。
次々とみんな息が続かなくなって、やめていく中で
彼が「あ~~」と声を出し続ける。
いつまで続くのかしら?とまわりの生徒は彼を注目する。
彼の「あ~」が終わった時、私の時計は40秒を指していました。
これは、長いです。

で、私が「演劇部ですか?」と尋ねると「いいえ」
「野球部ですか?」「いいえ」
そして、彼はこう言ったのです。
「写真部です。」
ここで、会場は大笑いに包まれました。
私も、このコントのような展開に壇上で笑ってしまいました。

最後に質疑応答の時間。
その彼が手を挙げました。
「質問ではないのですが・・」
(何かしら?と、ドキドキ)
「僕は、先生に会ったことがあります」
(えっ?どこで??どこで??と、さらにドキドキ)

「先生は、たつのにいらっしゃいましたか?僕が中学2年生の時の
職業体験の時に先生の話を聞きました」
(あ~~!思い出した。
たつの市であった定年後に地域の観光ボランティアを目指す方を対象にした
話し方・マナー講座だ。
確か、一番後ろの席にジャージを着た中学生が2人座った聞いていた。
トライやるウィークの生徒さんだった。)
「まあ!一番後ろでジャージを着て座っていたね。
東高に入ったんやね~。よかったねぇ」と
思わず演壇を降りて前から3番目に座っていた彼に駆け寄りました。
ここで、この日一番の歓声が起こりました。

まさか、以前に私の話しを聞いて下さっていた中学2年生の男子が
母校で学ぶ高校生となって再会するとは思いもよりませんでした。

そして、そのことをみんなの前で声に出してくれた彼の勇気が
会場の生徒の皆さんと私をとても親密にしてくれました。


「二度あることは三度ある」と言いますが、
さあ、彼ともう一度会うことはあるかしら??




  


Posted by みこ  at 10:42Comments(2)学校